皆さんこんにちは。

今回の修理内容はE65・V8エンジンのオイル漏れ修理です。

この車両に搭載されているN62エンジン(E60系のV8も同様です)はエンジンのオイルクーラーラインの目くら蓋としてオルタネーターのブラケットを使用しているんです。その為、エンジンとブラケットの間にゴムのガスケットが使用されているのですが、これがとっても漏れやすいのです。距離や年数のたったエンジンは漏れる確率が高く、このエンジンでは定番オイル漏れ修理になります。油圧のかかる部分なので、一度漏れ始めると、漏れの進行が早く、早急に修理が必要になってきます。

それでは作業開始です(*^^)v

この作業は結構大変で、作業工程も多く、初めてやった時は苦労した記憶があります。(/_;)

オルタネーターを外す為にパワステポンプを外していきます!

オルタネーターのブラケットを外す為にエンジンマウントのブラケットを外す必要があるので、エンジンが落っこちないようにエンジンハンガーで吊っておきます。

これがオルタネーターブラケットです。やっと外れました。(^^)/

エンジンはオイルまみれです。

そしてこれが今回交換するゴムのガスケットです。こんな小さな部品を交換する為に色々外してきましたが、これがオイル漏れをおこす犯人!これを交換すればオイル漏れは直ってしまうのです!

あとは綺麗に清掃しながら組み上げていき、最後に試運転をし、問題がなければ作業終了になります。

今回のオイル漏れですが、漏れている箇所を直接見ることは出来ません。

Bバンク側のヘッドカバーガスケットやタイミングチェーンケースガスケットのオイル漏れと誤診しやすいのですが、マニアックな話、漏れたオイルが付いている場所、漏れてくる度合などにより判断できちゃいます。

(地球には重力がありますからね。)

オイル漏れが気になる方は是非つたえファクトリーにご相談下さい!適切な判断で最適な修理をご提案させて頂きます。

 

私達は、長く快適なBMWライフを満喫いただくため、トレーニングを受けたメカニックがメンテナンスさせて頂きます。

他店でBMWをご購入された方でも「Tsutae’s Check Up」でBMWの診断をさせて頂きます。

つたえファクトリーでは、法定12ヵ月点検以上にBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容は、「即交換」「早期交換」「予備交換」と3段階に分けた診断書をお渡しし、今後のメンテナンス計画についてコスト面も踏まえながらメンテナンスさせて頂きます。

私達はBMWを身近に感じているパートナーとして、様々なご要望にお応えして参ります。

それではまた、次回の記事もお楽しみに(^◇^)

記事担当: 石井 直人